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行きたい……行きたいんだけれど、でも……

 

 

長年通っているテニスの会がある。


最初は地元のカルチャーみたいなテニスクラブがあって、月会費も安くて
気楽なクラブだった。


もちろん、テニスクラブは今も健在だけれど、それとは別にもうずいぶん前からある
「テニスの会」という飲み会。
安い居酒屋で集まって飲むという、会。


長年テニスクラブに通い続けている人も、
以前通っていた人も

日程があって、お酒が好きな人が集まる。


そんなテニスの会があって
主催は特定の持ち回ってみたり、誰かが連続して開いたり……
ここも適当。


年齢もバラバラ。
男女混合。

既婚者も独身も、様々な人がいて面白い会……だったのだけれど……


テニスの会に通って気が付けば5年ほどの年数が経過していて……


最初は会社の女子先輩から誘われた会で、先輩の好きな人がその頃テニスの会の主催を任されることが多かった。


そんな彼は今、テニスの会に少し前に顔を出しはじめた若い女の子とつき合うことになった。

それを期に、先輩はなかなか顔を出さなくなってしまったのだけれど……


5年もいると、

入り組む人間関係と人間事情がそこにあることを知っている。


とはいえ、色んなタイプの色んな職種の人がいるのは確かで

刺激にもなるし、気楽で楽しいし。

深入りしなければ面倒はないんだけれど……


ここ最近参加してきた年下の男の子が私の隣に座った。
素敵な子だなとは思っていたけれど、私より5つ年上のアキさんという女性が彼のことを気に入っているという話を前回のテニスの会でこっそり聞いた。
アキさんは会社の先輩の大の仲良しみたいで、アキさんがいるから先輩が来なくても来れたみたいな時期もあったりしたもので、とても面倒見の良い素敵な女性だ。


「いつからこの会に居るんですか?」


気さくに声をかけてくれる。

「5年くらい前……かなぁ?」

「先輩ですね!」

屈託のない笑顔。


いい子なんだろうな……なんて思って話していた。

彼は少し私に近づいて、こそりと声をかけてきた

 

 

 

あの、よかったら連絡先教えてください。また、二人で飲みませんか?

 

 


嬉しい

 


という瞬間的に思ったそれをうわ塗るようにして出てきたのは彼のことを気に入っていると言ったアキさんの顔った。

入り組んだ人間関係に、ただ、固まることしかできなくて……

 

(撮影:比良井しほり 撮影機材:Lumix GF1)

 

 

 

私……


どうしたらいいの!?

 

 

せっかく気になる人に誘われても


人間関係でどうしていいかわからなくてもやもやしてきたら

 


に会いに来てください。

 

一緒に考えていきましょう!