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私を見てくれる時が来るのかしら・・・



彼が、結婚しているのは知っている


初めての職場で
初めての仕事で

直属の先輩で



とても頼りになる人だった。

8つ上の先輩。


冗談もうまくて
頼りになる


優しい先輩



落ち込んだ時には、気遣ってくれる、先輩。



いつも愛妻弁当を持ってくる先輩。

手の込んだ可愛らしいお弁当は、見るたびに嫉妬をする
先輩の自慢でもあるんだろうな、なんて思う。



仕事も立て込んで
私は先輩の足を引っ張っていて

本当に申し訳なくて
残業もかさんで

そんな最中、珍しくも先輩がお昼にカップラーメンを用意していた




「どうしたんですか?」


先輩は少し疲れた顔で笑った。

「あぁ。奥さんと喧嘩しちゃったんだよね」

この忙しい時に?

力なくカップ麺をすする先輩


こんな時、私には何もできなくて

「それじゃ体壊しますよ」


ただでさえ、過密なのに。


「そのくらいでへこたれるか」


と、先輩は笑った。





バタバタと過ごして、残業時間も22時近く。


「今日はもう引き上げるか」

と、先輩が区切りをつけて、それから私を見た。



今日は一杯だけつき合ってくれないか? お前は明日休みだろ?」


どきんと胸がはねたことを気づかれないように、少し早口で答えた。


「あ、明日って、先輩土曜日出社するんですか?」


先輩は笑う。

「まぁ、休みの会社の方が不思議とはかどったりするんだわ。だからさ、ちょっと気晴らしに一杯だけつき合ってくれん?

嬉しい誘い
何があるわけでもないのは解っているけれど


とても嬉しくて「はい!」と返事をした。





やっぱり、先輩が好き



私、どうしたらいいんだろう?




憧れの先輩に飲みに誘われて、もやもやしてきたら


会いにきてください!


一緒に考えていきましょう!